1985-11-14 第103回国会 参議院 大蔵委員会 第2号
しかしながら、基本的には、一方においては介入警戒感というものが働いて、円安の方向にその日の相場が動くような場合には介入警戒感が働く。それから円高の方に動くときには、値ごろでもってここらで買いだというので、買いがある程度まとまって入るというようなことがございまして、それで引っ張り合いをしているというようなところで、なかなか定着とまで言いがたいように思うわけでございます。
しかしながら、基本的には、一方においては介入警戒感というものが働いて、円安の方向にその日の相場が動くような場合には介入警戒感が働く。それから円高の方に動くときには、値ごろでもってここらで買いだというので、買いがある程度まとまって入るというようなことがございまして、それで引っ張り合いをしているというようなところで、なかなか定着とまで言いがたいように思うわけでございます。
ただ、現在の為替市場の状況について現時点でどうかというお尋ねでございますが、現時点においては、円安方向に動くというようなときには介入警戒感が非常に強く働く、それから円高方向に動く場合には、やはりポジション調整等の買いを含めて実需、そういうふうなことでドルを買う値ごろを求めている、そういう需要というものがございまして、そういう動きが出てまだ戻る、こういうようなところが基本的に変わったわけではございません
これは円安の方向に対して向かうような場合には介入警戒感が市場に非常にある。これは結構なことなんですが、それから円高方向に向かうようなときには、ドルを売り持ちしているような先、あるいはドルの買い控えをしているような先からそういったポジションの調整をするためのドル買い需要、これがかなり出てくる。こういうようなことで、この両方の動きが相拮抗して不安定な相場状態、こういうようなことでありました。